ピニャータとは

祭りとピニャータ

ピニャータはメキシコのお祝い事によく使われる日本のくす玉のようなもので、紙で作られた型枠の中にキャンディなどのお菓子を入れ、それを上から吊して棒で叩いて割るゲームです。
日本のくす玉と違うのは、目隠しをされた子供たちが交替で棒でそれを打ち割れるまでが、スイカ割りにも似ていて笑いを誘ったりし大勢の人がその輪の中で一体となれます。
そして中に入れているキャンディが地面の上に飛び散るのを、子ども達に拾わせます。たくさん拾った子どもは、それを周りに配ります。壊すという行動は、ちょっと乱暴なようですが悪いものを追い払うという意味で縁起が良いものとされています。
ピニャータ割りは、メキシコから広まって世界中で親しまれています。

  ※無断引用禁止

 

ピニャータの遊び方

ピニャータを上から吊るす事ができる広い場所を選んでください。
絶対に1人ずつ順番にしてください。
(複数で一緒に叩くと怪我をする可能性があり危ないです)
目隠しをされた子供たちが交替でバスタースティックでピニャータが割れるまで叩きます。

ピニャータの中身は何?

よく当社の検索キーワードでたどり着かれるキーワードが「中身は何をいれるの?」「何処から入れるの?」です。
ピニャータに入れる中身はあげたい物を入れる!
子供達であればおもちゃや1つ1つが袋になっているガムやらお菓子、写真は袋づめしてありますが、これをバラバラにして入れてあげると拾う数も増え子供達も喜ぶでしょう。
変わり種では「スーパーボール」、女子会とかでは新品の「ストッキング」等も喜ばれるかな?
※うまい棒などの木っ端微塵になるものは避けましょうね。

ピニャータの起源

ピニャータの歴史は16世紀に遡り、1586年に聖アウグスチヌスの修道士が布教をするため、現地の人達に集まって貰うためにクリスマスのミサで悪魔が可愛らしい星形のピニャータに化けてきた。それを叩いて懲らしめようという簡単なゲームを催したのが最初です。
なんと最初は悪魔払いの要素もあったのですね。
しかし、これは意外に愉しくメキシコではお祝い事には必ずピニャータを用意するのが定番になりました。
最初のピニャータは、7ポイントで星のように形づくらていました。7つの点は七つの大罪を表し、そしてピニャータの明るい色は誘惑を象徴。目隠しは信頼を意味すると、非常に宗教色の強いものでした。そして美徳または意志である棒で、それらの罪を解決し悪魔を追い払う意味がありました。
ピニャータの内側のキャンディやお菓子は、天国の王国の富で信頼と美徳によって、罪を解決することができて、ピニャータが割れると天国の神から褒美を受けることができるとされていました。
いま振り返ると、なんとも大袈裟な理由付けで、当時の布教の苦労を偲ばせます。
海外では小さい頃からお誕生日やハロウィン、Xmas、イースターといった季節ごとのイベント等でピニャータを体験しています。
イベントをする数日前から「今回のテーマは何にしようかな~」と準備を始めるってワクワクしますよね!
ホスト、メイン、ゲストと言った形で皆が笑顔になれるパーティのお手伝いができればと思っています。
是非、楽しいパーティで思い出を作って下さいね。

♪ピニャータの歌

DALE DALE DALE
NO PIERDAS EL TINO
PORQUE SI LO PIERDES
PIERDES EL CAMINO
YA LE DESTE UNO
YA LE DISTE DOS
YA LE DISTE TRES
Y TU TIEMPO SE A CABO!

♪発音例

ダレ、ダレ、ダレ
ノ ピエルダス エル ティーノ
ポルケ スィ ロ ピエルダス
ピエルデス エル カミーノ
ジャ レ ディステ ウノ
ジャ レ ディステ ドス
ジャ レ ディステ トレス
イ テゥ ティエンポ セ アカボ

ピニャータには定番の歌があり、メキシコでは子ども達はピニャータの歌を歌いながらピニャータを割ります。
意味は、「上手く当てよう、上手く叩こう、上手く当てなきゃたいへんだ。上手く当てれば、何でもうまくいく」と言う ような意味です。
少し聞き取りづらいですが、愉しいピニャータイベントのムービーをご覧ください。
子ども達の必死な表情が素晴らしいです。